ベイキッズマガジン

シャーロックホームズ ベイキッズマガジン
ベイキッズマガジン

2017.spring VOL.024

まちすきシングルマザーのシェアハウスを運営 秋山 怜史さん

6F252AD4 (2)

【プロフィール】 1981年茨城県生まれ。5歳から横浜で暮らす。
東京都立大学工学部建築学科卒業。2008年、一級建築士事務所 「秋山立花」(中区相生町)を設立。「社会と人生に新しい選択肢を提案する」を理念に掲げ、活動中。
2012年、母子家庭専用のシェアハウス「ペアレンティングホー ム」を開設。横浜国立大学非常勤講師。1歳の女の子の パパ。


― ペアレンティングホームとはどのような 施設ですか?
 子育てと仕事の両立を応援する、シングルマザー専用のシェアハウスです。保育園経営のプロでありシングルマザーでもある知人とともに始めました。現在、都内と神奈川県内に六カ所あります。

― 始めたきっかけは?
 建築の仕事でさまざまな暮らしや社会問題と関わるなか、子育てと仕事を両立できない日本の状況を何とかしたいと思いました。なかでも、シングルマザーにとっては死活問題になります。不動産業者から敬遠されがちな〝不動産弱者〞でもあります。そこで、当時はまだ無かったシングルマザー向けシェアハウスをつくり、子育ても仕事も楽しく両立できる環境を整えたいと思いました。

― 入居者はどのような方々ですか?
 離婚や別居をしたばかりで、生活の基盤が整うまでの間ここで暮らす、といった方が多いです。早い人だと一カ月で出て行かれますし、長い人では五年住んでいます。年齢も二十代から四十代とさまざまです。

― どんな風に過ごされていますか?
 助け合いが自然と生まれていますね。保育園のお迎えをお願いしたり、他の家族の子どもも一緒にお風呂に入れたりシングルマザーならではの相談や情報交換ができるのも、心の支えになっているようです。
また、お母さんの負担を少しでも減らしてもらおうと、週に一回シッターが訪れて夕飯の支度や子どもの世話をしてくれる日を設けています。以前入居されていた方に「大変な時期だったけど、ペアレンティングホームで精神的な余裕を持つことができた。あそこでの日々があったから、今の自分がいる」と言ってもらえた時は嬉しかったですね。

― 子どもたちの様子はいかがですか。
 一緒に遊んだり面倒を見たり喧嘩したりと、本当の兄弟のようです。僕は、ここ出身の子どもたちが将来どんな人材に育つのか、ひそかに楽しみにしているんですよ。

― 多様な環境で子育てをしている方へメッセージをお願いします。
 孤立しないでほしいと思います。私たちを含め、シングルマザーに手を差し伸べるサービスは必ずあります。探し出して、ぜひ活用しきってほしい。私たちも発信し続けます。一人親家庭になっても、自信をもって子育てをしていってほしいと願っています。

ペアレンティングホーム高津

ペアレンティングホーム高津










TOPに戻る