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2016.springVOL.020

まちすき公園をまちのリビングに。「小さな公園革命」の取り組む 岡部祥司さん

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【プロフィール】
パークキャラバン実行委員会メンバー・NPO法人ハマのトウダイ共同代表
神戸出身。横浜の若手経営者は中心となって組織される横浜青年会議所(JC)に竹中工務店勤務時代からメンバーに加わった異色の存在。
後に株式会社アップテラスを設立し起業。2012年横浜青年会議所理事長に就任。JCの仲間とともにNPO法人ハマのトウダイを設立。公共空間・公園の使い方について実践しながら提案し続けている。1歳3歳の子どもの父親。
●ハマのトウダイHP:http://www.hamanotoudai.com
 

高島水際線公園での防災キャンプ。複数のマンションの自治会をつなぐきっかけになった。

高島水際線公園での防災キャンプ。複数のマンションの自治会をつなぐきっかけになった。

 
 
―岡部さんが取り組んでいる「パークキャラバン」ってなんですか?
横浜市内の複数の公園内で宿泊キャンプやDIYでの遊具作り、防災ワークショップなどを試行しています。きっかけは、横浜青年会議所(以下JC)の社会貢献活動でした。私も子どもが生まれて、公園に出かけるようになったのですが、今の公園は「ボール遊び禁止」などの禁止事項も多く、使う側の自由度が低い。公園の使い方を、役所任せではなく自分たちで考えてみたいと思ったのです。

 
―最初に取り組んだのが保土ヶ谷駅前公園でした。 
横浜には小規模な街区公園が約ニ千四百か所あり、その1割に公園愛護会(注)がありません。その一つだった保土ヶ谷駅前公園で清掃活動を縁に地元の人と知り合いになり、自治会長をトップに愛護会を作ろうということになりました。地元が声を上げることで公園利用に可能性が生まれることを実感し、継続的に活動するためNPO法人を立ち上げました。

 
―活動コンセプトはなんですか? 
公園を地域の魅力発信の場にするということです。商店街のおそば屋さんとカレーを作ったり、子どもたちと「友だちと仲良くなるための遊具」のアイディアワークショップなども開催しました。地域に住む人だけでなく、保土ヶ谷駅近くの横浜国立大学の学生も参加するなど、普段つながりがなかった人たちとの新しい出会いも生まれました。私はパークキャラバンの意義は「友だちを作れる『場をつくること』」だと考えています。

 
―取り組みが広がっていきますね。 
保土ヶ谷駅前公園のケースを見て、みなとみらいの公園でもやれないかと相談がありました。去年は場所を変えて3回開催し、防災ワークショップをしたり、屋外でお茶を飲む形式を取り入れたり、公園ごとに試行錯誤しています。

 
―今後やりたいことは。 
4月から6月に、グランモール公園での活動を予定しています。また、小学校を舞台にした宿泊キャンプや横浜の開港祭での親子キャンプなども計画中です。

 
―子育て世代へのメッセージは? 
私は活動を通してたくさんの人と出会えたことで人生が変わりました。公園デビューという言葉があるけれど、公園で交わるって大事です。外での活動が気持ちいいというのは人間の本能だと思いますし、大人も子供も外でたくさん遊び、人と交わることが大切だと伝えたいです。

 
(注)公園の清掃などの日常的な管理を行うボランティア組織。地元住民で構成される。

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