ベイキッズマガジン

シャーロックホームズ ベイキッズマガジン
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2012.Autumn VOL.006

まちすき被災地ライブを実現した防災のプロ 鈴木光さん

【プロフィール】
防災ファシリテーター。総務省消防庁の防災図上訓練指導員として各地の自治体で活動する他、講座・ワーク ショップを企画、講師も務める。港北区在住。

鈴木さんの講座があります♪
”情報をつかんで生き残れ!” 今日からできる地図&twitterで減災術
10/27(土)、11/3(土) 10:00~12:00 全2回
会場:西区福祉保健活動拠点フクシア 保育あり。
NPO法人シャーロックホームズ ☎045-324-5033

-防災図上訓練指導員とはどんなお仕事なのでしょうか?
 今の地図に古地図を重ね合わせ、海岸線や河川などの変遷を印づけていくと、その地域の特徴がわかります。例えば、今は埋め立てられて住宅地だけど、昔は川だった…という場所は、大地震が起ったとき液状化するリスクが高いのです。そういった基本的な知識を伝えながら、地震や津波、洪水等の大災害にどう備えるべきかを参加者自ら考えてもらいます。

-一方、趣味のサックスで、今春被災地でジャズライブをされましたね。そのきっかけは?
 昨年の東日本大震災では多くの犠牲者がでてしまい、防災を仕事としてきた自分の非力を感じつつ、いてもたってもいられず、ボランティアとしても度々被災地に向かいました。当初は過酷な状況で、惨事ストレス反応がでて、帰りの車中で突然涙がとまらなくなったことも…。でも、復興が進む中、ボランティアで縁ができた、津波流失から復活したジャズ喫茶での演奏を思い立ちました。サックスは5年前に始めたばかりなのですが、出会った仲間達と「横濱サクソフォニスト」というアマチュアバンドを結成していたので、陸前高田と大船渡でジャズライブを決行。音楽の力で被災地と横浜の距離を縮められた気がして感無量でした。

-災害にどう備えればいいのか、横浜のママ達にアドバイスください。
 小さいお子さん連れでの避難所生活はとても困難です。万一の時でも倒壊などの被災を免れた場合は自宅での避難生活が送れるよう、日頃から家具の転倒防止等による安全な家づくりと、粉ミルクや消毒品含め、常に多めに買いおきすることを心がけてください。その際、自分にとって必須なものは何かを考えてください。例えば、視力の悪い人なら破損に備えて予備の眼鏡、という風に。
経験なしに被災生活を想像するのは難しいので、色々な機会を利用して「知る」ことも大事です。自宅や職場など、場所によって災害時の対処法も異なります。まずは自宅付近の地図を読みこみ、災害時にはどこが危険か、どうすれば良いかを考えておきたいですね。
 昨年からパパママ向けの防災講座もしています。是非講座等も利用して、「わが家流」の備えをしてください。

2012.5.1 大船渡ライブにて
写真/山根麻衣子

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