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2017.Autumn VOL.026

特集1小学校生活の疑問  先輩ママに聞きました!

幼稚園・保育園からがらりと変わる小学校生活。子ども以上に親は不安に思うもの。
様々な不安や疑問について先輩ママたちに聞いてみました。

Q1.1人での登下校が心配です
〇集団登校がある学校、帰りも1か月お迎えポイントまで集団下校する学校、全く集団登下校がない学校など、様々です。入学までに通学路を親子で歩き、交通ルールや見通しが悪い場所、危険時の駆けこみ場所を確認しておくとよいです。
〇近所の上級生や同級生の親にあらかじめ頼んでおいて、一緒に登校したり、欠席時に連絡帳を持って行ってもらえるようにしておきました。それ以外にも近所の方にもそれとなくお願いして、自分が日中いなくても見守ってくれる目が増えるよう心がけました。


Q2.先生とのコミュニケーションはどうしている?
〇学校とのやりとりは基本的には連絡帳です。園ほどは先生の目も行きとどかないし、文章だけのやりとりだと行き違いもあるので、なるべく学校ボランティアなどに参加して学校に行くようにしています。校内の様子が分かるし先生とも顔なじみになり相談しやすくなりました。 〇学校の様子を知るためには、先生との直接のやりとり以外に、同級生や先輩のママとの連携も大事!小学生は親なしで遊びに行くし、連絡網は配布されず、親同士の連絡手段が少ないので、最初に積極的に連絡先を交換しておいたのがその後役立ちました。


Q3.PTAや学校行事、どれくらいの頻度で学校へ?
〇4月は思いのほか忙しかったです。2週間は午前授業ですし、授業参観に保護者会。お知らせもギリギリなので、最初にもらう年間スケジュールは1年間使うので大事です。5月以降は 参観や面談、保護者会で月1回位行くことに。働く人は優先順位を決めて出席していますよ。
〇PTAは現状では一子につき6年間で1回委員を引き受ける感じ。仕事内容や頻度は学校によります。他にも読み聞かせなど様々なボランティアがあるので自分に合う形で学校に関わればいいのでは?働きながらなので忙しいけど、知り合いが増え、情報を得られるのがメリットです。


Q4.勉強はどこまで親がみれば良いの?
〇1年生の宿題は音読とひらがなの練習程度です。1日5分でも勉強する習慣をつけるためのものと先生に言われました。夏休みの宿題は意外に量が多い上に難易度があがって大変でしたが、いずれひとりでできるようになるための習慣づくりと思ってつきあいました。
〇学習系の習い事に通う子も多いですね。忙しくて放課後あまりお友達と遊べない子もいます。でもこの時期の習い事は厳選して低学年は自由な時間を増やした方がよいかも。 高学年以降中学高校と教育費が増える一方だし、子どももどんどん忙しくなるので。


Q5.新しい環境に入る子どもの心によりそうには?
〇入学当初、娘は学校とキッズクラブで一日緊張が続く反動か、家に戻るとバタンと寝ていました。私も入学前に働く時間を短くしてサポートできるように備えましたが、それでも慣れるまで夕方は本当に忙しかったです。
〇息子が入学当初登校を渋ったので、慣れるまでは学校までつきそいました。気長につきあったことで落ち着いたのか、息子はその後学校を楽しむようになり、今では笑い話です。 私自身も登校班の子たちと仲良くなれたのがよかったです。


Q6.学童への入所、いつ頃から検討したらいい?
〇放課後児童クラブ(学童)については入学前の秋に学校で開催される就学時健康診断時※に資料が配られ、その後各学童で個別の説明会が開かれました。キッズクラブは年が明けてからの新入生説明会時※に資料配布と説明がありました。(※学校により時期は前後)
〇入学予定の学校にキッズクラブとはまっ子のどちらがあるのか、はまっ子の場合何時ま で利用可能なのか、は要チェック! 学童については、利用料も入りやすさもまちまちなので、 各施設のホームページを早めにチェックするなどして、情報を集めるのがおすすめです。



小学校入学 親も子もひと皮むけよう!

小学校入学時期の親子関係の変化と、子どもの放課後の過ごし方について、ご自身も3人のお子さんを持つ工学院大学准教授の安部芳絵さんに伺いました。

親子関係の変化

~子どもの環境の変化、親がどっしり構えて~
環境が大きく変わると、子どもも親も心配になりますよね。でも、全てについて親が子のケアをしてあげねばならないというわけではありません。環境が変化して、子どもたちが不安になったり、そわそわするのはごくあたりまえのこと。多くのお子さんは1年生の1学期を乗り越え夏 休みが終わるころには、ずいぶんたくましくなっています。大切なのは、親があたふたしないことです。不安を感じている子に流され親も不安にならないように、親自身が自分をしっかり持ってください。まれに先生が厳しすぎたりして、夏休みがあけてもお子さんが不安定な場合があるかもしれません。そのときは、迷わず担任や学年主任に相談するとよいでしょう。


~自立は子どもそれぞれのペースで~
 「小学生になる」=「子どもが自立への第一歩を踏み出した」ということ。低学年はやがてひとりでお留守番ができるようになります。高学年になれば男女問わず家事を担ってくれるようになります。もしも入学前に子どもの身の回りのことを全て親がやってあげているのならば、関わ り方を少し変えていく必要があります。自分でできることを徐々に増やしている場合は、その調 子で子どもの自立を見守ってあげてください。 とはいえ、子どもの自立はひとりひとりペースが違います。お子さんが甘えたいときはたっぷり甘えさせてあげましょう。そのうえで、子どもの成長と失敗を見守る目が大切です。 保育園・幼稚園と小学校の違いのひとつは、学習が始まることですが、字や計算がわからなくても大丈夫なように学校では丁寧に教えてくれます。ところがテストで1つ間違えただけでも子どもを責める親がいます。ひとつも間違えずに大人になる人はいません。むしろ間違えたり失敗 することで子どもは成長します。不安なことは、先生やママ友・パパ友にどんどん聞いて、親自身 が子どもの成長を「点」や「線」でなく「面」で見られるように工夫していけるといいですね。



放課後の過ごし方

~3人3様の学童経験~
私には中1・小5・小2の3人の子どもがおり、埼玉県内の公立小中学校に通っています。長男は公立学童(小学校に併設)と民間の学童を3年生まで、次男は民間学童を1年生まで利用し、三男は現在も公立学童に行っています。うちの地域では長男が小学校入学時は働くママが少なく、保育園との違いを痛感させられました。例えば下校が早い最初の2週間、交替でお迎えを要請され「仕事があるから」と言っても先生はピンとこない様子でした。でも三男入学時には 「働いている場合は無理に迎えに来なくてもいい」と学校の方針も変わってきました。  上の子たちが民間学童を利用した理由は、時間と立地です。民間学童は遅くまで預かってくれたので、急な残業の場合に安心してお願いでき、また下の子の保育園のお迎えルートとも重なるので助かりました。民間学童までは迎えのバスもありましたが、地域のことを知ってほしいので友達と一緒に歩かせました。長男は学童が大好きでしたが、次男は「学童より家で留守番するのがいい」と言ったので、2年生からは鍵を持たせて帰宅させました。三男は、小学校に併設された学童に行き、次男がお迎えに行ってくれています。


~放課後の過ごし方は「わが子流」で~
 共働きが増えるにつれ、「居場所がなくて心配」いう理由で習いごと漬けになる小学生が多いのが最近気になります。子どもが望んではいない場合もあり、悩ましい問題です。 横浜の放課後事業には、放課後キッズクラブという選択肢もあり、親としてはまた悩むところ ですよね。でも親の不安解消のために全てを決めてしまうのではなく、「わが子がどういう放課 後の過ごし方をしたいか」という観点を大事にしてください。「人数が多くて落ち着かない」「もっとお友だちと遊びたい」などお子さんそれぞれだと思います。 また、放課後の居場所に「親や教師のようなタテ(評価)の関係ではない、ナナメ(ほどよい距離感)の関係を築ける大人がいるか」もポイントです。うちの長男は、担任とうまく行かず「学童だけ行きたい」という時期があり、支えてもらいました。 それぞれのお子さんの特性や希望を第一に、家庭の事情も考えながら、わが子なりの放課後の過ごし方を模索してみてください。


E6CD7CC6安部芳絵さん
工学院大学准教授。専門は子ども支援学。被災地域での子どもの社会参加の研究や、乳幼児の 保護者向け講座をしながら「子どもの権利」を実践的に考えています。




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