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2017.spring VOL.024

特集2イクメンは当然?父はつらいよ

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急速に父親観が変化しているようにみえて、実際は制度も価値観も順応はまだまだ。家族社会学の視点から 父親の育児・夫婦コミュニケーションに関するヒントをうかがいました。

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◎「やる気あるパパ」の見えない壁
いまの父親世代は専業主婦家庭に育った人も多く、自分自身の父親が「育児をする父」のロールモデルにならないケー スも。家事などへのイメージが足りず、何をしていいのかわか らないのです。加えて、妊娠後否応無しに意識改革が始まる 女性と比べ、パートナーの男性の実感が遅いのはどうしよう もない部分があります。また今は「仕事もバリバリ、家庭も大事 に」を目指す男性がその両立に悩む時代です。しかし、いまの 働き方で育児もしろというのは無理な話です。
家事と育児の分担について「帰宅時間が大きく関わってくる」という調査結果があります。「夜9時」が境界線で、それ以降の帰宅になると子どもは寝ているし、自分自身も疲れてい て家事へのやる気も薄れてしまう。家事は家に長くいる人が多くやることになります。改善するには父親たちが早く帰れるようになるしかない。こうなると、個人の問題ではなく、企業や働く環境の問題になってきますね。いままで女性が声を上げ続 けてきたように、男性も自らの生活環境改善のために声を上げ始めてもいいと思います。


◎父子2人時間を持とう
大変だけどかわいいという時期に関わることが、後の子どもとの関係性に響いてきます。子どもの思い出と情報がある中での説教は重みも増してきますし、思春期の判断に効いて きます。
実はバリアは母親にもあります。母子が密着しすぎというパ ターンです。主婦家庭や育休中は「家にいるから」という理由 で「育児は母親」という役割分担になりがちですが、実は要注意です。本当に父親と一緒に育てたいと思うのであれば、小さなことからこつこつと父親と育児を分かち合うことが大切 です。補助的な役割でなく、父親と子どもの「2人きり」の時間 を持つようにします。母親は思い切ってひとりで出かけてしまいましょう。乳幼児期に父子で2時間~半日過ごすと、母親と過ごしているときとは違う子どもの表情を発見できると思います。接している時間の長さで子どものことの知識が深まることに、男女に差はありません。そして父親は母親と同じことをしなくてもいいのです。父親と子どもの秘密を作るといい。さらに、夫婦それぞれが発見をシェアしあうと育児負担感の解消につながります。


◎「ついやってしまう」役割理論
家族社会学に「役割理論」という言葉があります。「医師ならこうする」などと役割に対する「期待」に応えて行動してしま うことを言います。結婚したとたん、男性が家のことは女性がやるだろうと期待し、女性はつい世話を焼いてしまうのがこれ にあたります。でも実は、家事は「誰か」がやってくれたらうれしいことです。おむつをかえるのも寝かしつけをするのも、いやじゃないけれど、誰かがやってくれるならうれしいとだれもが思っています。「母親がやるだろう」というのは思い込み。例えば、お皿が洗われている、洗濯物がたたまれているだけで、パートナーはうれしくなります。そして、ため込まずにメッセージをはっきりと発する方がいいです。「やってよオーラ」は届きません。「仕事が大変だ」ということも話さないと伝わりません。普段からわからない部分もあることを前提に事情をもっと話せるほうがいいですね。一緒に親になったのですから、2人で子育てを通じて成長し、共通の思い出をいっぱい持つこと、それが今後の家族関係にもつながっていきますよ。



お話をお伺いした方
井田瑞江さん
17C2BBF4 関東学院大学 社会学部現代社会学科 准教授 家族社会学・ジェンダー論が専門。学生との関わり、子どもを通じた地域活動など、世の中の事象から学びながら、日本人の生き方の変化について研究している。高校生・中学生の子ども2人と夫の4人家族。






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 三浦豪太さんインタビュー  
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問合せ先 神奈川県・次世代育成課 045-210-4687 次世代育成課 佐藤さん










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