ベイキッズマガジン

シャーロックホームズ ベイキッズマガジン
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2016.winter VOL.019

特集2どう思う?「子どもの権利」

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西区にある親と子のつどいの広場「シャーロックBABy」に集まっていたママたちに、1面登場した安部先生から伺った「子どもの権利」について編集部が説明しました。ベイ★キッズ世代のママたちが、どんな風に感じたかレポートします。

 
◎子どものやりたいことを尊重できるママになりたい

西崎奈々さん・色葉ちゃん(1歳10か月)
自分の子どもには、自分がやりたいことを大切にしてほしいなぁと思ってきました。ただその一方で、私がダンスを教える仕事をしているので、いつか娘と一緒にダンスができるといいなぁという気持ちもあって…。「子どもの権利」の話を聞いて、もしダンスをしたくないと言われても、娘のことを尊重しようと再認識しました。

 
◎親子でも、ある程度の距離感を保つことが大切
東谷由貴さん・琉晴くん(1歳3か月)
子どもの権利を考えず大人の価値観を押し付けることで、子どもが自分の意見を言いづらくなったり、自己肯定感が低くなる…という話は考えさせられました。子どもの主張を認めて、親子でもある程度の距離感を保つことが大切なのだろうと思いました。でも難しいなぁ。少しずつ考えていきたいと思います。

 
◎ダメには説明が必要
佐々木麻末さん・悠紳くん(1歳4か月)
最近歩けるようになって行動範囲も広がり、ダメよ、ダメよ、の毎日です。でも今日の話を聞いて、私のダメには説明がなかったなぁと気付きました。こぼれたお茶をパチャパチャするのはなぜいけないか・・・ダメの理由はひとつひとつ違う。これから少しずつ説明ができるようになりたいです。

 
◎「失敗から学ぶ」にハッとしました
渡部理恵さん・晴瑠くん(1歳6か月)
子どもを人間として信頼し、胎動的な活動を支える力をつけることが大切で、時に失敗から学ぶこともあるという言葉にハッとしました。子どもが失敗するのをわかっていながら見守るのって、勇気と我慢が必要ですよね。つい先回りして、手助けしたくなってしまいます。子どもの「失敗」を奪わないように心がけたいと思います。

 
◎子どもの意思をくみ上げたい
寺田真利江さん・和正くん(1歳11か月)
子どもを一人の人間として扱うことが大切だと頭では分かっているのですが、現実ではなかなかうまくいきません。6歳の長女は自分の意思がはっきりしてきて、親としてはっと気づかされることも多いので、子どもの「こうしたい」という意思をきちんとくみ上げられるようになりたいです。





★こどもがつくる・こどものまち~「ミニヨコハマシティ(通称ミニヨコ)」に行ってみよう!★
 

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「こどものまち(ミニシティ)」とは、子どもたちの自主性を大切にし、子どもたちの視点を実際のまちづくりに活かそうとする活動。今年度横浜で開催されるミニシティ「ミニヨコハマシティ(通称ミニヨコ)」は、都筑区のハウスクエア横浜で、3月19日~20日*に開催予定。親子やお友達家族と一緒に出かけてみませんか?
*イベントの開催日が変更になる場合もあります。必ずお出かけ前にHPなどで確認してください。https://minicity-plus.jp/

 

 
◇「こどものまち」発祥はドイツ◇
 

「子どものまち(ミニシティ)」は、もともとドイツのミュンヘン市で始まったプログラム。子どもたちの遊ぶ権利を保障し、遊ぶ場所をつくろうとスタートしました。日本でも就労や政治、都市計画などの社会疑似体験が出来る「ミニシティ」が千葉県佐倉市や名古屋市、仙台市をはじめ全国各地に広がっています。

 
◇横浜のミニシティは「ミニヨコハマシティ(通称ミニヨコ)」◇
 

横浜では「ミニヨコハマシティ研究会(現在主催のNPO法人ミニシティ・プラスの前身)」がサポートし、2007年に初めて「ハウスクエア横浜」(都筑区中川)で開催。2009年には横浜大桟橋ホールでの3日間の開催に約3000人の子どもが参加しました。

 
◇「ミニヨコ」ってどんなまち?◇

 

ミニヨコは、原則大人口出し禁止の19歳以下の「こどものまち」。運営役の子どもたちは約1年間かけて、「こども市長」を中心に「こども会議」で話し合いながら、まちの仕組みを作りあげていきます。
 
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ミニヨコに行ってみよう!
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オープンした「まち」には、運営役以外の子どもも参加可能。ただし、親は原則ついて回れないので、きょうだいやお友達と一緒の参加がおすすめです。

 
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ミニヨコにはどうやって参加するの?
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⓵まずはミニヨコの市役所で市民登録してから、「ミニヨコ学校」でまちの仕組みを学ぼう。

⓵まずはミニヨコの市役所で市民登録してから、「ミニヨコ学校」でまちの仕組みを学ぼう。

②好きな仕事をジョブセンターで探そう。こんな仕事が必要!と思ったら。起業することもできます。

②好きな仕事をジョブセンターで探そう。こんな仕事が必要!と思ったら。起業することもできます。

③仕事はいろいろ。どんなところで働く? スイーツに焼きそば。食べ物屋さんもいろいろ。

③仕事はいろいろ。どんなところで働く?
スイーツに焼きそば。食べ物屋さんもいろいろ。

⓸お給料は銀行でもらおう。もらったお金(ミニヨコ通貨)え買い物やいろいろなことに参加できるよ。

⓸お給料は銀行でもらおう。もらったお金(ミニヨコ通貨)え買い物やいろいろなことに参加できるよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

≫ミニヨコ初代市長インタビュー≪
~子どもの権利って、「言いたいことを言って、やりたいことをやれること」。それを守るのは、大人たちです。~

第一回ミニヨコ市長選の様子(2007年)。中央が三浦さん。

第一回ミニヨコ市長選の様子(2007年)。中央が三浦さん。

現在の三浦絢佳さん。横浜市の公立小学校の先生です。

現在の三浦絢佳さん。横浜市の公立小学校の先生です。

 


ミニヨコの運営メンバーとして、2007年から高校3年生まで参加しました。ミニヨコの市長として、2ヶ月に一度の子ども会議を開催し、毎年3月に開催される子どもだけのまち「ミニシティ」開催に向けて準備をすすめました。運営メンバーは、小学3年生から5年生が中心です。高校生のお姉さんとして小中学生をまとめ、ひとつの目標に向かってみんなでがんばって、イベントを成し遂げるという達成感は今も忘れられません。子どもたちだけでひとつの街を作り上げるので、やるだけで楽しい。毎年続けるイベントなので、ゴールがない。来年もっとこうしたらいいねというのがあっても、「失敗」という概念がないんです。
家でも学校でもない、地域という場所に初めて出て行って、親でも先生でもない大人たちと会うこともとても新鮮でしたね。ミニヨコを支えてくれる大人たちは子どもの心を忘れていない大人っていうのか、とても楽しそうでした。自分の親は大好きだったし尊敬もしていたけれど、ミニヨコの大人たちに会って、こんな楽しい大人になっていいんだ!と思えました。
子どもの権利?「言いたいことを言って、やりたいことをやれること」かな・・・。
でもそれを実現するためには、大人たちが自分たち子どもを見ていてくれる、大事にしてくれているっていう自信みたいなものがないと、難しいような気がします。大事にされているという自信がないと、周囲の様子ばかり見てしまって、言いたいことがなかなか言えないですよね。

 

≪こんな時どうする?≫
子育て中のあるあるを、「子どもの権利」の視点から考えたらどうなる?安部先生に聞きました。

 

Q1.子どもがキャラクターのついた洋服をねだります。私はナチュラル系のおしゃれなものを着せたいのですが。
A1.子どもがママのセンスと違うものを欲しがると、いやだなぁと思ったりしますよね。ところで「子どもが選ぶ」ということは、成長していく上で大切なプロセスです。そこで、自分で選ぶ力がつくように選択の機会を与えてみてはどうでしょうか。もちろん予算オーバーや正装が必要な場合はなぜ買うこと・着ることができないのか理由を説明することが大事です。

 

Q2.子どもが「お友だちから叩かれた」と言って園から帰ってきました。こんな時どうすればいいですか?
A2.大切なわが子が叩かれたと聞くと、いてもたってもいられなくなってしまいますよね。こんなときに大事なことは、深呼吸をしてまず自分が落ち着いてから、お子さんの話をしっかり受け止めることです。そして、先生に相談する前に、子ども自身がどうしたいかを聞いてみてください。小さいころは、ママに聴いてもらっただけですっきりした・・・なんてことも珍しくありません。

 

Q3.公園で遊んでいる時、子どもがお友だちを叩いてしまいました。お友だちは泣いているのに、わが子は知らんぷり。私が謝りました。
A3.わが子がお友だちを叩いてしまったとき、とっさに自分が謝ってしまいたくなります。けれど、叩いたのは子どもであってあなたではないのです。ただし、お子さんの年齢によっては状況を理解できていないかもしれません。そこでママは子ども自身がその状況や相手の気持ちを理解できるように、わかりやすい言葉で説明してあげてください。いわば、子どもの気持ちの通訳です。そうやって、トラブルがあったときどうすればいいのかを子どもは少しずつ学んでいきます。乳幼児さんであっても、ママの言動をじーっと観察して学んでいますよ。

 

Q4.子どもを社会で育てる大切さはわかるのですが、子育てサークルなど人と接する場所に出かけるのがあまり好きではありません。
A4.知らない人に初めて会うのってあまり気が進みませんよね。そんなママ、結構多いのではないかなぁ。私もそうでした。そんなとき助けてくれたのは、なんと子どもでした。お店や子育てひろば、児童館でたくさんの人がうちの子に声をかけてくれるんです。私は一緒に出かけただけ。それから自然とつながりができていきました。まずは出かけてみませんか?

 

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