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2016.Autumn VOL.022

特集2ポートランドで 「ママ・アクティビスト」に出会った!

「アメリカで最も住みたいまち1位」のポートランド市は市民主導の まちづくりをすすめる先進都市です。ポートランドで子育てしながら社会活動をする「ママ・アクティビスト」に出会いました。

交差点を地域の交流の場所に

ポートランドで市民によるまちづくりイベントとして有名な「交差点ペインティング」に参加しました。「交差点を地域の交流 の場所にしよう!」とカラフルにペイントし、周辺にミニライブラリーや小さな畑を作るなど地域交流が継続的に発生するしかけを施します。当初は無許可で行われていましたが2000年から行政にも認められ公式に開催されています。一定の基準を満たし、申請することで開催が許可されます。

<ママ+社会活動家=ママ・アクティビスト>
私が参加したオグデン通りの交差点ペインティングの主催者は、5歳の男の子の母親でコピーライターとして働く キャロリンさんです。話を伺いました。

イベント開催の動機はなんですか?
-近所のことを知りたかったからです。仲間と4~5人で1軒1軒、近所の家をノックして「交差点ペインティングをやってみたい」と伝えました。これがコミュニティ形成の最初の一歩だと感じました。会合を自宅で開き、10ヶ月ほどかけて準備をしました。

子育てにどんな影響がありましたか?
-もともと家の中にいるのが好きなタイプだったのですが、私を変えたのは子ども。子どものために外に出ることにしました。家族にとって地域に関わることが大切だと思ったのです。

日本では、PTAはじめ地域活動は負担が大きいと敬遠される傾向があるけれど、あなたの場合はどうでしたか?
-地域に関わり責任のある役割を持つということは、時折自分を苦しめるし、時間も取られてつらいこともあるけど、その先に豊かな生活があると思っています。やってよかったです。

ポートランドではこうして意欲的に活動する母親は多いの?
-ママは子育てにも家事にも仕事にも忙しいため、社会活動をする人は少数派です。でも声をあげられないママたちが声を上げることが大切。その声は強力な力となる。「ママ・アクティビスト」は強いです。今回は母親でもあるメンバーが多かった。 母親同士が一緒にやったのもよかったのかもしれませんね。

市民主導のまちはすぐにできたのではなく、普通の市民が勇 気を持って一歩踏み出すことで作られてきたのだと感じまし た。キャロリンさんが地域のすてきな隣人であるように、私も 周囲のいい隣人でありたいと思いました。<船本由佳>

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